鼻水が止まらない
2014年04月15日 16:12
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「はな」について
「鼻水が出る」という症状は、実は、身体を健康に保つため・自分の身体を守るために重要な役割を持っています。「鼻水が出る」ということは、決して悪いことではなく、鼻水が出ることは当たり前でもあるのです。ただ、鼻水が出すぎること(「鼻漏(びろう)」)は何らかの疾患の可能性がありますので、患者さん自身で「大丈夫」と判断されると怖いケースもあります。
「鼻水」と簡単に言っても
①水性
②粘液性
③膿性
④血性
と大きく4種類に分けることができます。
「鼻水」の性質によって考えられる疾患もバラバラです。
①水っぽい水性の鼻水であれば
・アレルギー性鼻炎
②粘り気のある粘液性であれば
・慢性副鼻腔炎
③ドロッした膿性のものであれば
・急性鼻炎
などの症状の可能性が該当します。
また、④血が混じる血性の鼻水は、ただの鼻血ではなく
・鼻腔腫瘍や癌の可能性
も否定できません。
普段何気なく思われているかもしれませんが、鼻水は身体の不調を教えてくれるバロメータの1つです。保護者の方々は、まだ自分で症状が表現できない赤ちゃんやお子様日頃の鼻水の様子をしっかりとチェックしてあげてください。
鼻水が多くて鼻の奥に溜まったり、鼻から喉に流れて気管に入ったりすると鼻水の中の細菌等が原因で、中耳炎や気管支炎、肺炎などを引き起こすこともありますので、鼻水を吸引するだけでも耳鼻咽喉科を受診してください。
「鼻水を吸ってもらうためだけに先生のお世話になるなんて・・・」という方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
鼻水をしっかりと吸うことでお子様だけでなく、お母さん方の負担も減ると思っておりますので、お気軽に処置を受けにきてください。