子供が鼻をよくすすります。なぜでしょう?
2014年09月26日 18:38
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「はな」に関する質問
鼻すすりの原因は鼻の中に溜まった鼻汁を除去するための動作です。
すすられた鼻汁は上咽頭に停滞し無意識に飲み込まれます。
しかし鼻すすりの癖は鼓膜をへこませ各種の耳の病気を引き起こす原因となります。
特に中耳疾患としてよく知られる「滲出性中耳炎」を長引かせたり、治りにくくなる原因となります。
適切な鼻の治療を受け正しく鼻をかむ習慣をつけましょう。
また疾患がないのに鼻をすする「心理的要因による鼻すすり」もあるため、時には心理的背景がないかよく注意、観察してあげてください。
鼻が詰まるので市販の点鼻薬を買って使用しています。
2014年09月26日 18:37
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「はな」に関する質問
市販の点鼻薬は「血管収縮薬」といわれ、即効性にくわえ爽快感と満足感をもたらしますが、あまりに有効なために鼻腔の機能が正常ではない状態におかれてしまい、長時間続けると効果の持続時間を短縮させ鼻づまりが進行して頻回に投与を繰り返す悪循環に陥ります。
すると鼻の粘膜に障害が起こり効果的な治療が難しい「点鼻薬性鼻炎」を引き起こします。
市販の点鼻薬の突然な使用停止は著しい鼻閉塞を引き起こしますので医師と相談の上計画的に使用を止める適切な治療を受けましょう。
花粉症の時、内科では1回の注射で済むと聞きました?なにか副作用はありませんか?
2014年09月26日 18:26
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「はな」に関する質問
花粉症の治療として内科などで1回の注射を行っているのは、おそらくステロイドホルモン剤の注射です。
注射療法は誤った治療法ではありませんが、薬剤の作用機序や副作用の点で好ましくないと言われています。
ステロイドの筋肉注射は吸入に数日から数週間かかるため効果が持続しますが、一定した効果が得られず投与量が増加することがあります。
副作用としては感染症の悪化、糖尿病、精神障害、骨粗しょう症、緑内障、血栓症、喘息発作、また女性には生理不順、不妊症、催奇形性などがあります。
子どもが副鼻腔炎で長く通院しています。早く治す方法はないのでしょうか?
2014年09月26日 18:25
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「はな」に関する質問
一般的に子どもの副鼻腔炎は成人より治りやすいとされており、治りにくい場合には適切な診断、治療が行われていなかったり、鼻汁から抗菌薬が効かない菌が検出されている、鼻茸やアデノイド肥大があったり、鼻の粘膜が高度に腫れている、鼻中隔が曲がったりしている事があります。
全身的には鼻アレルギー、喘息、先天的には粘膜の線毛上皮の機能が不良な場合、免疫不全やアスピリン喘息が考えられる事もあります。
基本的に副鼻腔炎は鼻汁を吸引したり生理食塩水で洗ったり(鼻洗)マクロライド系抗菌薬を1~3ヶ月間投与する治療法が非常に有効であると言われているので、根気強く加療する事が大切です。
鼻茸やアデノイド肥大は手術する必要があると考えられますが、副鼻腔炎の手術は各種の治療法で効果がなかった場合に考えるべきでしょう。
副鼻腔炎の治療法について教えてください
2014年09月26日 18:24
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「はな」に関する質問
急性副鼻腔炎は、薬物療法や器具を使用した「吸引法」あるいは「洗浄法」によって治療します。多くは抗生物質の使用で軽快します。
このほかに消炎鎮痛剤や炎症を緩和させる薬などをあわせて使うこともあります。
また、「ネブライザー療法」といって器具を使って鼻腔や副鼻腔に薬を噴霧する治療もよく行われます。
炎症が激しくて目や頭蓋内に合併症を起こした場合は強力な抗生物質の使用と手術が必要になります。
慢性副鼻腔炎の治療では同じく薬物療法や器具による吸引法や洗浄法を行います。
基本的にマクロライド系抗生物質が良く用いられ、通常服用する1日量の半量を3ヶ月ほど使用します。
症状が強い場合もしくは程度が高度の場合、薬物療法などの治療を半年間続けても症状が改善しない場合、特に「鼻茸」ができて鼻つまりがひどい場合は手術をした方が良いと考えられます。