子どもが副鼻腔炎で長く通院しています。早く治す方法はないのでしょうか?
2014年09月26日 18:25
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「はな」に関する質問
一般的に子どもの副鼻腔炎は成人より治りやすいとされており、治りにくい場合には適切な診断、治療が行われていなかったり、鼻汁から抗菌薬が効かない菌が検出されている、鼻茸やアデノイド肥大があったり、鼻の粘膜が高度に腫れている、鼻中隔が曲がったりしている事があります。
全身的には鼻アレルギー、喘息、先天的には粘膜の線毛上皮の機能が不良な場合、免疫不全やアスピリン喘息が考えられる事もあります。
基本的に副鼻腔炎は鼻汁を吸引したり生理食塩水で洗ったり(鼻洗)マクロライド系抗菌薬を1~3ヶ月間投与する治療法が非常に有効であると言われているので、根気強く加療する事が大切です。
鼻茸やアデノイド肥大は手術する必要があると考えられますが、副鼻腔炎の手術は各種の治療法で効果がなかった場合に考えるべきでしょう。