耳が聞こえにくい
2014年04月15日 16:17
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「みみ」について
「耳が聞こえにくい」という症状の場合考えられることは、単純に耳垢(みみあか)が溜まって聞こえが悪くなっているというケースも中にはあります。その場合には、耳垢(みみあか)を取り除けば聞こえがよくなります。しかし、それ以外の病気が原因で「耳が聞こえにくい」場合がもちろんあります。
・中耳炎が悪化して耳の聞こえが悪くなる
・メニエール病
・突発性難聴
・老人性難聴
・聴神経腫瘍
・鼓膜穿孔
などその他にも多数あります。
その中でも、「耳が聞こえにくい」という症状を聞き、「難聴」を疑う場合、大きく分けて2つの難聴が考えられます。
①外耳と中耳が病気になって起こる伝音難聴
②内耳より奥の部分が病気になる感音難聴
「耳が聞こえにくい」という症状の患者さんが、ご自身で伝音難聴か感音難聴かを判断することは極めて難しく、まず不可能と言っていいかもしれません。2種類の難聴の合併によるケースも多いので、難聴の原因をしっかりと把握しなければなりませんので、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめいたします。
当院では、「耳が聞こえにくい」という症状の方には、まず質問等をしてしっかりとお話をお伺いした上で適切な処置や聴力検査等を行っていきます。
難聴の場合には、複数回の通院が必要になるかもしれません。しかし、「ちょっと耳が聞こえづらいな」と感じられた症状が軽い段階で、治療を開始していくことが重要なポイントです。発症してから早くに治療しないと回復しにくい病気もありますので、なるべく早めに専門の病院を受診されることを強くお勧めいたします。