ゴルフコンペ
2014年07月01日 13:30 カテゴリ: 院長ブログ
6月1日に第7回松谷杯を開催いたしました。
いつもは雨が多いのですが、今回は晴れでゴルフ日和でした。
総勢32名の参加を頂き、和気藹々とした会でした。
優勝者は自己ベスト93だった会計事務所の先生でした。
主催者である私のスコアは89だったのですが、まだ優勝経験はありませんので今後頑張りたいと思います。
写真は1年前の第5回のものです
耳鳴りがする
2014年04月15日 16:19 カテゴリ: 「みみ」について
「耳鳴り」という症状は、他覚的、定量的に評価・診断するのは非常に難しいのが実情です。実際に「耳鳴り」を感じられている患者さんご自身以外には聞こえていませんので、症状が伝わりづらいことが特徴です。(例:「キーン」「ジーン」という音が聞こえているが、周りの人には聞こえていない状態。)
あるデータでは、健康な方でも年齢を重ねるに連れて40歳代~50歳代では、10%以上の人が耳鳴りを感じるとも言われています。
「耳鳴り」の原因として考えられる病気には
◆外耳道異物
◆耳垢
◆中耳炎
◆内耳障害
◆突発性難聴
◆メニエール病
◆聴神経腫瘍
また、耳鳴りは耳だけが原因で起こるわけではなく、頭蓋内やその他全身の疾患に合併する事もあり、さらには、ストレスなどの心理的なことが原因で起きる耳鳴りなどもありますので、的確かつ明瞭な診断も難しいのです。
「耳鳴り」を訴えて来院される患者さんの中には難聴を伴っておられる方が多いのも特徴の一つです。その場合には難聴の原因を探ることを先決し、難聴の治療を優先する場合もあります。
「耳鳴りがしているが、どこに行ったらいいのだろう?」
「耳鳴りなんかで耳鼻咽喉科に行ってもいいのかな?」
「以前、他の病院に行った時には気のせいって言われたんだけど・・・」
まずは耳鼻咽喉科で受診をしてください。耳鳴りの少ない人生を送るには、早めに適切な診療を受けることが何よりも大切になります。
耳だれが出る
2014年04月15日 16:19 カテゴリ: 「みみ」について
耳だれ(『耳漏(じろう)』という場合もある。)は様々な病気の可能性のある症状の1つです。患者さん自身で「大丈夫」と判断されるのは危険があります。
※耳だれ(耳漏)とは、耳から液体が出てくる状態、もしくは出てくる液体のことをいいます。
耳だれ(耳漏)には数多くのタイプがあり、状態によって考えられる病気は変わってきます。以下には代表的なタイプを挙げます。
①無色透明の水のような漿液性(しょうえきせい)の耳だれ
②粘り気のある粘液性
③ドロッとした粘膿性
④血が混じった血性
⑤無臭のもの
⑥臭いのあるもの など
また、耳だれ(耳漏)が起きる場所としては、大きく分けて3箇所です。
・外耳道からの場合には
⇒外耳道湿疹
⇒外耳道炎
⇒外耳道癌
などの可能性があります。
・鼓膜からの耳だれ(耳漏)であれば
⇒鼓膜炎
が考えられます。
・中耳から耳だれ(耳漏)が発生している場合には、ほとんどの場合鼓膜穿孔を伴っており、
⇒急性中耳炎
⇒真珠腫性中耳炎
⇒慢性化膿性中耳炎
などの可能性があります。
しかし実際に、耳だれ(耳漏)が出た場合、どこから出ているかは非常にわかりづらいと思います。患者さんご自身で判断されるには怖い症状が耳だれ(耳漏)です。耳だれ(耳漏)が出た時点で、できるだけ早めに耳鼻咽喉科での診療を受けられることをおすすめいたします。
耳が聞こえにくい
2014年04月15日 16:17 カテゴリ: 「みみ」について
「耳が聞こえにくい」という症状の場合考えられることは、単純に耳垢(みみあか)が溜まって聞こえが悪くなっているというケースも中にはあります。その場合には、耳垢(みみあか)を取り除けば聞こえがよくなります。しかし、それ以外の病気が原因で「耳が聞こえにくい」場合がもちろんあります。
・中耳炎が悪化して耳の聞こえが悪くなる
・メニエール病
・突発性難聴
・老人性難聴
・聴神経腫瘍
・鼓膜穿孔
などその他にも多数あります。
その中でも、「耳が聞こえにくい」という症状を聞き、「難聴」を疑う場合、大きく分けて2つの難聴が考えられます。
①外耳と中耳が病気になって起こる伝音難聴
②内耳より奥の部分が病気になる感音難聴
「耳が聞こえにくい」という症状の患者さんが、ご自身で伝音難聴か感音難聴かを判断することは極めて難しく、まず不可能と言っていいかもしれません。2種類の難聴の合併によるケースも多いので、難聴の原因をしっかりと把握しなければなりませんので、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめいたします。
当院では、「耳が聞こえにくい」という症状の方には、まず質問等をしてしっかりとお話をお伺いした上で適切な処置や聴力検査等を行っていきます。
難聴の場合には、複数回の通院が必要になるかもしれません。しかし、「ちょっと耳が聞こえづらいな」と感じられた症状が軽い段階で、治療を開始していくことが重要なポイントです。発症してから早くに治療しないと回復しにくい病気もありますので、なるべく早めに専門の病院を受診されることを強くお勧めいたします。
耳が痛い
2014年04月15日 16:16 カテゴリ: 「みみ」について
耳が痛い(耳痛)という症状で耳鼻咽喉科を来院される患者さんは、多いです。「耳が痛い」という症状が起きる原因は大きく分けると4種類あります。
①「耳性耳痛」という耳に原因がある場合
②「非耳性耳痛」という耳以外に原因がある場合
上記いずれにも該当しない原因として、
③神経からくる痛みの場合
④心因性の場合(心理的・精神的なもの)
①耳性耳痛の場合には
・急性外耳道炎
・急性中耳炎
・外耳道癌
・外耳道真珠腫
・鼓膜炎
・先天性耳瘻孔
②非耳性耳痛の場合には
・顎関節症
・耳管狭窄症
・耳管開放症
・急性耳下腺炎
・咽頭などの炎症に伴う放散痛
③神経からくる痛みの場合には
・三叉神経痛
④心因性の場合には
・心理的な葛藤
・フラストレーション
・ストレス
などが痛みを引き起こしている可能性として考えられます。
その他にも様々な病気の可能性があるので、なるべく早めに耳鼻咽喉科での診療を受けてください。
当院では、「耳が痛い」と言って来院される患者さんには、まずいろいろとお話を伺った上で、原因と考えられるものに対して必要と考えられる検査や処置を行います。
耳痛は子どもから大人まで幅広い年齢の方が訴えられる症状です。特に赤ちゃんは言葉が話せないので、注意が必要です。
症状を悪化させないためには、「少し痛いだけだから」と思い先延ばしにするのではなく、お気軽に来院いただくことが最善の策です。
耳が詰まる
2014年04月15日 16:13 カテゴリ: 「みみ」について
耳が詰まる(耳閉感と言われます)という症状があるとおっしゃる患者さんは大変多いです。耳が詰まるという症状を聞くと様々な病気の可能性が考えられます。
耳が詰まる(耳閉感)と言っても耳のどこで症状が出ているのか・原因によって考えられる病気・治療法が変わってきます。耳は、外耳(がいじ)・中耳(ちゅうじ)・内耳(ないじ)と大きく3つに分けることができます。外耳(がいじ)とは、普段皆さんが見ている耳たぶなどから鼓膜までの部分を言い、鼓膜までの道を外耳道(がいじどう)と言います。
外耳に症状の原因がある場合には、
・耳垢栓塞
・外耳道異物
・外耳道炎
・鼓膜炎
・外耳道真珠腫
・外耳道癌
などが考えられます。
中耳に症状の原因がある場合には、
・耳管狭窄症
・耳管開放症
・滲出性中耳炎
・急性中耳炎
・真珠腫性中耳炎
などが挙げられます。
内耳に症状の原因がある場合には、
・メニエール病
・突発性難聴
・低音障害型難聴
・難聴
などの可能性があります。
「耳が詰まる」という症状が意外にも大きな病気が潜んでいる可能性があります。
もしかしたら「耳垢(みみあか)が溜まっているだけかもしれない・・・。それだけで病院に行くのも・・・。」と思いわれるかもしれません。しかし、耳垢(みみあか)が溜まっているのを放っておくことで、症状が悪化される患者さんも中にはいらっしゃいます。
耳垢を取ることは耳鼻咽喉科で行っているちゃんとした治療です。耳垢(みみあか)が溜まっていることは決して恥ずかしいことではありません。特に赤ちゃんや小さなお子様であれば、耳掃除が難しかったりします。赤ちゃんや小さなお子様だけでなく、もちろん大人の方でも耳掃除だけでも受診していただいても結構です。
何かお困りのことがありましたら、恥ずかしがらずに、ご遠慮なく耳鼻科を受診されることをおすすめいたします。
鼻水が止まらない
2014年04月15日 16:12 カテゴリ: 「はな」について
「鼻水が出る」という症状は、実は、身体を健康に保つため・自分の身体を守るために重要な役割を持っています。「鼻水が出る」ということは、決して悪いことではなく、鼻水が出ることは当たり前でもあるのです。ただ、鼻水が出すぎること(「鼻漏(びろう)」)は何らかの疾患の可能性がありますので、患者さん自身で「大丈夫」と判断されると怖いケースもあります。
「鼻水」と簡単に言っても
①水性
②粘液性
③膿性
④血性
と大きく4種類に分けることができます。
「鼻水」の性質によって考えられる疾患もバラバラです。
①水っぽい水性の鼻水であれば
・アレルギー性鼻炎
②粘り気のある粘液性であれば
・慢性副鼻腔炎
③ドロッした膿性のものであれば
・急性鼻炎
などの症状の可能性が該当します。
また、④血が混じる血性の鼻水は、ただの鼻血ではなく
・鼻腔腫瘍や癌の可能性
も否定できません。
普段何気なく思われているかもしれませんが、鼻水は身体の不調を教えてくれるバロメータの1つです。保護者の方々は、まだ自分で症状が表現できない赤ちゃんやお子様日頃の鼻水の様子をしっかりとチェックしてあげてください。
鼻水が多くて鼻の奥に溜まったり、鼻から喉に流れて気管に入ったりすると鼻水の中の細菌等が原因で、中耳炎や気管支炎、肺炎などを引き起こすこともありますので、鼻水を吸引するだけでも耳鼻咽喉科を受診してください。
「鼻水を吸ってもらうためだけに先生のお世話になるなんて・・・」という方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
鼻水をしっかりと吸うことでお子様だけでなく、お母さん方の負担も減ると思っておりますので、お気軽に処置を受けにきてください。
ニオイを感じない、ニオイがにぶい
2014年04月15日 16:11 カテゴリ: 「はな」について
「ニオイを感じない」「ニオイがにぶい」という症状がある患者さんは嗅覚障害の可能性が考えられます。その場合、まず嗅覚障害は障害の起こっている部位を特定することから始める必要があります。
嗅覚障害を起こす部位は「鼻腔」「嗅細胞」「嗅球」「高次中枢」に分かれており、部位によって病名が違ってきます。例えば、アレルギー性鼻炎が原因で引き起こされる嗅覚障害は「鼻腔」や「嗅細胞」が障害を起こしていると考えられます。また副鼻腔炎でも嗅覚障害を引き起こすこともあります。
ニオイを感じないということは皆さんもご経験があるかもしれませんが、簡単に言えば、風邪で鼻が詰まるとニオイを感じないという状態と同じです。これは、ニオイを感じる部位までニオイが届いていないからです。
当院ではニオイを感じないという症状の患者さんの場合でも問診から始めさせていただいております。
・嗅覚に違和感を感じたのはいつからなのか?
・どれくらいの期間継続しているのか?
・他に鼻の不具合はないのか?(アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の症状はあるのか?)
・全くすべてのニオイを感じないのか?
・ある特定のニオイは感じるのか?
など、まずは原因追求を行います。問診の後には診察を行い、必要に応じて、嗅覚検査やアレルギー検査、副鼻腔レントゲン撮影などを行わせていただきます。
嗅覚障害は症状の経過も治療期間も長くなりがちな病気です。諦めずに根気よく治療を続けることが大事です。少しでも嗅覚に異変を感じましたら耳鼻咽喉科での診療を受けてください。
鼻が詰まる
2014年04月15日 16:10 カテゴリ: 「はな」について
鼻が詰まる(「鼻閉(びへい)」という。)という症状は皆さんもご経験のあるように多くの患者さんがこの症状で来院されます。「鼻が詰まる」という症状から考えられる疾患も数多く存在します。一般的には鼻呼吸が十分にできない状態を鼻閉(びへい)と言いますが、口呼吸しかできないという重度の鼻づまりの方から軽度の鼻づまりの方まで、症状の程度も様々です。
鼻閉の原因は大きく分けて2種類です。
①鼻の形態異常によって起こる鼻閉感
②鼻粘膜の異常によって起こる鼻閉感
です。
①形態異常で起こる鼻閉感は
・鼻中隔弯曲症
・顔面骨折
・鞍鼻
などが考えられます。
②鼻粘膜に異常によって起こる鼻閉感の場合には
・急性鼻炎
・アデノイド肥大(幼少児の場合)
・アレルギー性鼻炎(花粉症も含む)
・血管運動性鼻炎
・鼻ポリープ(鼻茸)
・鼻腔内腫瘍
・癌
など数多くの理由が挙げられます。
「鼻の詰まり」は一体何が原因で起きているのか、どの疾患なのかで治療方法も変わってきますので、耳鼻咽喉科での診療・検査を受けていただき、原因を突き止める必要があります。
鼻が詰まることは日常生活に様々な影響を及ぼします。少しでも快適な日常生活をおくるために、鼻がスーッと通る環境づくり・健康を保つことは大切なことです。少しでも「鼻が詰まるな~・・・」と感じられた方は早めに耳鼻咽喉科医院を受診をしてください。
鼻に血が混ざる
2014年04月15日 16:09 カテゴリ: 「はな」について
鼻血は頻繁に起こる症状ですが、実は、鼻血は耳鼻科医にとっても多くの病気・障害の可能性が考えられるため、決して侮れない症状です。
単に鼻血と言っても、出血をしている部分を確認する必要があります。
・出血している部位・ポイント
⇒鼻腔の手前なのか
⇒鼻腔の奥の方なのか
⇒鼻腔の粘膜全体なのか
などです。
出血しているポイントを確認したらしっかりと止血していきます。
鼻血にはあらゆる原因が考えられるため、患者さんご自身で判断されると重大な疾病を見落とす可能性もあります。
例えば、お子さまの顔にボールが当たって鼻血が出た場合にも、もしかすると鼻骨を骨折している可能性もあります。
日常生活において、頻繁に鼻血を出されるお子様は血液や循環器に要因がある可能性もあります。大人の方の場合には腫瘍や癌などの可能性も考えられます。
そのため、鼻血を軽く見ることは決してせず、「鼻血を止めるためだけに病院なんて行っていいの?」という方も多いですが、耳鼻咽喉科で行う処置の一つですので、ご遠慮なく受診してください。実際に、鼻血を止めるためだけでご来院いただいている患者さんも多くいらっしゃいます。