溶連菌について
2024年07月31日 13:23
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スタッフブログ
こんにちは♪
本日は溶連菌についてご説明いたします。
[特徴]
1. 形態: 連鎖状に配列する球菌。
2. グラム染色: グラム陽性。
3. 溶血性: 血液寒天培地上で溶血性を示すことから、溶連菌と呼ばれます。
4. 感染経路: 主に飛沫感染や接触感染。
[症状]
1. 咽頭炎: のどの痛みや発熱を引き起こします。
2. 猩紅熱(しょうこうねつ): 発疹を伴う咽頭炎。
3. 蜂巣炎(ほうそうえん): 皮膚や皮下組織の感染症。
4. リウマチ熱: 咽頭炎や猩紅熱の後に、心臓や関節に影響を及ぼすことがあります。
5. 急性糸球体腎炎: 咽頭炎や皮膚感染症の後に腎臓に影響を与えることがあります。
[治療]
– 抗生物質: ペニシリン系の抗生物質が有効です。アレルギーがある場合は、エリスロマイシンなどが使われます。
– 適切な管理: 感染拡大を防ぐため、早期の診断と治療が重要です。
[予防]
– 手洗い: 日常的な手洗いが感染予防に有効です。
– マスク: 飛沫感染を防ぐために、マスクの着用が推奨されます。
溶連菌感染症は、適切な治療を受けることで通常は速やかに回復しますが、放置すると合併症を引き起こすことがあるため、早めの診察が大切です。